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校長の挨拶 (令和3年度 第1回懇談会時 校長挨拶より)


 保護者の皆様、こんにちは。そして初めまして。私は、この4月から柏原小学校の校長として参りました、髙瀬 晃次(たかせ こうじ)と申します。本日はご多用のところ、ご来校いただきまして有り難うございます。第1回目の懇談会ということで少し時間をいただきまして、年度始めの挨拶をさせていただきたいと思います。

 令和3年度の柏原小学校は、68人の新1年生を迎え、全校児童507人、20学級でスタートしました。1学期が始まってから数日が経ちますが、お陰様で学校は順調にスタートし、子供たちは元気に学校生活を送り始めていると思います。柏原小学校の子供たちは、明るく、前向きで、学習や生活にこつこつ取り組める「頑張り屋さん」が多いと聞いています。そんな子供たちですから、この1年で、さらに逞しく成長してくれるのではないか、そんな楽しみな気持ちが膨らんできているところです。今年度も48人の教職員で力を合わせ、子供たち一人一人を大切にし、めざす学校像「輝くひとみ 豊かな心 笑顔あふれる楽しい学校」をめざし、教育活動を進めていきます。そこで、新しい学年のスタートをするに当たり、保護者の皆様に2点お願いしたいことがあります。

1点目は、今年度の「教育活動」「行事」についてです。昨年は、新型コロナウイルスの急激な感染拡大により、世界中の人々が大きな困難に見舞われた大変な1年でした。私たちの健康や生命を守るための処置として様々な制限や自粛が余儀なくされ、我慢の時間が続きました。大人も子供も、皆が本当によく頑張って日常生活をここまで維持してきています。でも残念ながら、この厳しい状況はまだ終わりではなく、当分の間続くものと思われます。今年度も、学校では様々な「活動」や「行事」を予定しています。ただ、この状況ですから、全てをこれまでと同じような方法で実施するという訳にはいかない面があります。

しかし、コロナ禍の中でも、子供たちにとっては小学校時代の「かけがえのない大切な一年」であることに変わりはありません。柏原小学校では、子供たち一人一人の成長や明るい笑顔のために、たとえ形が変わり、規模が小さくなったとしても、子供にとって意義がある「行事」や「活動」は可能な限り実施していきたいと考えます。もちろん、実施に際してはよく状況を見て、感染防止対策を十分に考えていきます。子供たちが「学校は楽しい」と実感できるよう、工夫して取り組んでいきたいと思っています。

今年度も、保護者の皆様には、学校の取組にご理解とご協力をいただくことが多いと思います。特に、子供たちが元気に学校生活を送れるよう、毎朝の検温と健康観察、健康カードへの記入と提出といった毎日の健康管理については、引き続きご協力いただきますよう、宜しくお願いいたします。

2点目、「目をかけ、話を聴く子育て」についてです。この4月から、子供たちは1つ学年が上がりました。1年前と比べて「随分と大きくなった」と、心身共に成長したお子さんの姿に、頼もしさを感じているご家庭も多いのではないかと思います。振り返ってみると、小学生時代の1年間の成長はとても大きく、また、早く感じられるものです。でも、以前に比べて成長し、たとえ「手がかからない」と感じてきたとしても、決して心を離さず、たっぷりとお子さんに目をかけ、話を聴いてあげてほしいと思います。ご家庭で注がれる愛情があってこそ、学校教育は成り立ちます。お子さんへの目と耳は大きく、広くあってもらいたいと、お願いいたします。また、「交通安全」については、特に、口を酸っぱくしてお声がけください。以上、2点お願いをさせいただきました。

最後になりますが、お子さんのことや学校のことで分からないこと、心配なことがありましたら、どうぞ、遠慮なくお尋ねください。本校の教職員は、子供のことを第一に考える熱意あふれる者ばかりです。今後も、柏原小学校ではご家庭と力を合わせて、子供たちを健やかに育てていきたいと思っています。

本日の学級懇談会の話し合いを通して、お子さんの学校生活に対する期待が大きくふくらむことを祈っております。皆様、一年間、どうぞ、宜しくお願いいたします。